+++ 好き好きエヴリデイ♪ +++




ちゅちゅっと軽いキスの後。
目を開けると、いつもムヒョはジッとボクを見てて…。
 
「も、も〜っ!目は閉じてっていっつも言ってるでしょ〜!」
 
すっごい恥ずかしいからやめてって言うんだけれど、ムヒョは全然聞いてくれない。
それどころか。 
「オメェが瞑ってりゃ問題ねーダロ?見えねェんだから…」
なんて…。
ヒッヒと笑って、まだ近かった距離をあっという間に詰めると、ちゅっと軽いキスをした。
至近距離からいきなりのキス。
「む、ムヒョったら〜〜!」
火が出そうな勢いで真っ赤になるのが自分で分かる。
きっと耳まで真っ赤になってる。
恥ずかしくて恥ずかしくて、うーうーなんて呻ってると、ムヒョはアホめって言って、ボクのおでこをペチッと叩いた。
「いい加減、慣れロ」
「む、無理だよーーっっ!」
「…なら、今度は目隠しでもしてやるか?オレが離れたら取りゃいーダロ」
「え?う…、そうかな……?」
ムヒョのそんな提案に、もわもわもわ〜とイメージが頭の中に広がる。
 
目隠しでキス……。
 
「……う…、何か…それってすごくエッチな気がする…んだけど……」
 
「想像したのか?やらしいヤツだな♪」
「なっ!ち、違うもんっ!」
「ヒッヒ♪違くねーダロ?」
「違うもん!やらしいのはムヒョの方でしょ!」
目隠しなんて!と、まだドギマギして言えば、ムヒョはまた楽しそうに笑った。
その笑顔にまたドキドキする。
 
ボクが何を言っても、ムヒョには絶対かなわない。
これって、きっと、惚れた弱みとかゆーんだと思うんだけど…。
でも、だったらムヒョだって、たまにはちょっとくらい負けてくれてもいいのに…。
むむむ〜なんて呻って見てたら、ムヒョは少しだけ呆れたような顔をして、 

「大体、オメェが目ぇ開けんのが早すぎるんダ。も少し瞑ってロ」

今度はそんなことを言った。

「えー何それ〜!ずるいよ〜!」
「何でずるいんダ?別にズルかねーダロ」
「う…、だって……」
 
だってだって、ボクだって、早くムヒョが見たいんだもの!
 
プーッとむくれながら、あれれ?と思う。
もしかしたら、ムヒョも同じだったりして…、なんて…。

「じゃあ、交代にしようよ〜!1回目はムヒョが先に目を開けて、2回目はボクが先!そしたら公平だよ!」
どう?と言えば、ムヒョはぱちくりと瞬きをして…。
「……つまり、必ず2回しろってか?」
そう言われてハッとする。

だってだって、そんなの何だかすごく恥ずかしい!!!!!!

「あ…えと……だって、それは…」
「ヒッヒ。アホめ」

グイと引かれるリボンタイ。
また唇が重なって、今度はさっきみたいな軽いのじゃなくて…。
ムヒョの小さな舌が、ボクの口の中をペロリと舐めて、それから出て行った。
ぎゅうううっと瞑ってた目をソロリと開ければ、目の前に満面の笑みを浮かべたムヒョ。

「…まず一回。次はオメェの番だったナ。ほら、目ェ瞑ってやるゾ?」

ヒッヒなんて言って、ホントに目を閉じちゃって。
ああ、もうホントにムヒョったら……。

「…意地悪…!」

ボクはむくれてそう言って、それからちゅっと軽くひとつ、ムヒョのおでこにキスをした。


 
 

+ + + + + + + + + +


 
 
ちょ…!
誰かこの恥ずかしい人達を何とかして下さい;;;;
 
今のトプ絵に何かチマッと付けたいなー…なんて思ったら、気付いたときにはこんな物が書けていました。
恥ずかしいのでプチ隠しSSってことで(笑)

ちゅう好きです。
って、今更そんな事書かなくてもバレバレな程、ウチのムヒョロジさん達はいつもちゅっちゅしてますね。。。。(笑)

2007/09/11