+ フンドシ一枚あればいい。 +
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傾向; 典芬
翌朝…。
「いいですか?今日という今日は言わせて頂きます」
酒場から、いつになく大きな日本の声がして…。
その入り口には黒山の人だかりが出来ていた。
「なじょした?」
入り口の脇からコソコソと様子を覗っているプロイセンを見つけ、
スウェーデンは近づくとコソリと尋ねる。
「あ、スウェーデン!日本が怒っちまってよぉ…」
大変なんだぜ!と言われるまま、コッソリと酒場の中を覗えば、
カウンター前の床に正座しているイギリスと、その前で腕を組み仁王立ちしている日本の姿…。
「そもそも、酒場というのはお酒を嗜む所でしょう?服を脱ぐ所ではないんですよ?
なのにあなた方と来たら、酔えば必ず服を脱いで…!
フンドシというのは下着なんですよ?あなた方は人前で下着一枚になっていたんです!
破廉恥にも程があります!」
「わ、悪かったと思ってる…」
怒り心頭の日本を前に、小さく小さく身を縮め、イギリスがモソモソと謝る。
「本当に思っているんですか?大体、何でそんな事するんですか?」
「…それはその、えっと…、ノリ…?」
「ノリで服を脱ぐってどーゆー事ですか!」
ピシャーーーン☆と、真っ直ぐイギリスに落ちる雷が見えた気がして、
スウェーデンとプロイセンは思わず身を竦めた。
「ひえ〜、おっかね〜…普段おとなしい奴が怒ると、マジで怖ぇよな…」
「…ん…」
「お前は?フィンランドに怒られたんじゃねぇの?あのまま帰っちまってよぉ…」
「ん、怒られたけっぢょ」
「けど?」
「…似合うっで言われた」
ポ…と、僅かに頬を染め、嬉しげに言うスウェーデンを、一瞬絶句して見つめ、
「…か〜〜っったく、ご馳走さん!」
プロイセンはアホらしいとばかり、肩を竦めた。
そして、もう一度、酒場の中に目を戻す。
「で、どうする?」
酒場でフンドシいっちょになり、バカ騒ぎをしたのはイギリスだけではないのだ。
「んだなぃ」
コクリと頷くスウェーデン。
「だよなぁ」
プロイセンもまた、頷いて。
そして、二人は酒場へと入っていった。
同罪の友と、共に怒られる為に……。
かくして、後に『漢布珍事件』として知られるこの事件は、友情により幕を下ろしたのであった☆
ちゃんちゃん♪
+ + + + +
てことで。
夏という季節はどうしてこう、アホな話ばかり思いついてしまうんでしょうか…。
(去年は目隠しお風呂エチだった……)
てか、フンドシはホントに装備としてあるのです♪<モンハン
実際に書かれている文字は『ファ●通』なんですけどね(^^
ええ、勿論、作って穿かせて砂漠やら雪山やらに行かせましたとも!
太腿が超眩しいのですよ〜♪(爆)
次回(MHP3)はもっといろいろなネタ装備があればいいのになぁとか、コッソリ思いつつ…って、
そんな話はどうでもよく…。
ここまで読んで下さった方には、ありがとうございました(^▽^)
スーさんにフンドシは、本当に似合うと思ってるナナセでした〜☆
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